石田真澄の第一写真集「light years -光年-」第二版刊行を記念して、吉祥寺book obscuraを皮切りに二部構成の個展“ripple / echo”のツアーが始まっています。

今回、石田は個展のため、かつて自らが在籍した学校を再訪しました。「light years -光年-」に記録された時間が過ぎ去り、かつて自分の世界のほとんどすべてであり、今はもうそこにはいなくなった場所。そこに響く時間のこだまと現在の光を、4年の時を経てふたたびフィルムに収めた作品群を収録したのが、この小写真集「light years revisited “echo”」です。

自らもまた特別な時間の当事者としてその真っ只中で撮影した「light years -光年-」の日々から遠く離れた場所で石田が見た光と時間の綾が、ここには静かに刻まれています。

アートディレクターには「light years -光年-」と同じく米山菜津子を迎え、「light〜」と同サイズの冊子形式に仕上げました。