日常の一瞬の輝きにカメラを向け、シャッターが押された瞬間、被写体の誰をも「主役」にしてしまう――。家族をはじめ、子どもや中学生、若者たちや大人たち。そんな瞬間の輝きが連鎖していく本作は、世界に潜む“ドラマ”を私たちに見せてくれるでしょう。生まれ育った故郷・能登を撮った、待望の最新写真集。

梅佳代

1981年、石川県生まれ。「男子」「女子中学生」シリーズで、キヤノン写真新世紀連続受賞。2006年、初写真集『うめめ』で木村伊兵衛写真賞受賞。2013年、東京オペラシティアートギャラリーで個展『梅佳代展UMEKAYO』を開催。『白い犬』に続き、3月には全寮制の那須高原海城中学校・高等学校に通う男子生徒たちを記録した『ナスカイ』が刊行。