「写真は、2019年、2020年にベトナムで撮影しました。18歳の頃からカメラを持って旅に出ることを始めて、40数年経った今でも同じように出かけています。記憶は、時とともに薄れていきますが、今のベトナムの街の醸し出す空気感は、賑わっていた子供の頃や、旅を始めた20代、訪れた当時のタイのバンコクにもよく似ています。人口の60%が30歳以下という若さで、街は昭和の日本のように混沌として、活気があり、ウロウロと徘徊するだけで胸が躍ります。」

― 杉浦正和(本書あとがきより抜粋)