変貌を続ける東京。この大都市を写真家・中野正貴は鋭い感性と巧みな空間把握で30年余にわたり撮影し続けています。誰もいない東京の姿を写した『TOKYO NOBODY』、ビルや民家の窓から垣間見たシュールな『東京窓景』、川を漂い水上を浮遊する都市像を捉えた『TOKYO FLOAT』などを発表し話題となりました。本書は“東京三部作”といわれるこれら代表作と、新作品や未発表作品、そして本書用に編成された意欲作「TOKYO TOWER」を含む集大成写真集です。8×10など大型カメラで巨大都市の変わりゆく表情を独自の視点で捉えた東京の姿をご覧いただけます。