Sold Out
- Hardcover
- 159 pages
- 198 x 268 mm
- ISBN 9784103956044
- 2009
星野道夫は、地球上で最も傷つきやすいアラスカの自然のシンボルとして、カリブーの撮影に生涯をかけて取り組んだ。しかし、ぎりぎりまで完成度を求めつづけ、生前自らの手でまとめることは叶わなかった……。未整理のフィルムなど、すべてのカットから精選し、アラスカへの様々な思いを綴った撮影日誌も初めて収録した決定版。
星野道夫(ホシノ・ミチオ)
(1952-1996)千葉県市川市生れ。慶應義塾大学経済学部卒業後、動物写真家田中光常氏の助手を経て、アラスカ大学野生動物管理学部留学。以後18年間アラスカに暮らし、極北の自然と動物の生命の営み、人びとの暮らしを写真と文章で記録し続けた。『Alaska 極北・生命の地図』で木村伊兵衛写真賞受賞。1996(平成8)年、カムチャツカ半島で取材中、ヒグマに襲われ急逝。自然と人間に真摯に向き合った写真と文章、その温かい人柄は今も多くの人びとに愛され続けている。『星野道夫の仕事』全4巻、『星野道夫著作集』全5巻のほか、多くの写真集・エッセイ集がある。