風に揺れる枝垂れ桜、眠りから覚めてゆく京の町、夜の京にあでやかに咲く太夫……広告写真や雑誌で活躍してきた名手・榎本敏雄が、「陽炎」の中に見出した、はかなくも美しき日本。