写真家・幡野広志、はじめての写真集。
キャリアを代表する三作品「海上遺跡」、「いただきます、ごちそうさま。」、「優しい写真」を収録。

 

海上遺跡
日本の海上にある遺構を撮影した作品「海上遺跡」。
幡野さんが20代半ばから5年の歳月をかけ、日本中を旅しながら撮影したものです。

> なぜぼくは海の上の遺跡にひかれたのだろうか?
もしかしたら遺跡から建築物の死を感じていたのかもしれない。
人から不要になって朽ちている遺跡に、自分の存在を重ねたのかもしれない。
──幡野広志「写真集」より抜粋

 

いただきます、ごちそうさま。
自らが猟師となり、狩猟現場を撮りつづけた幡野さん。
「海上遺跡」を発表した2年後の2012年から、病気が発覚して猟銃の処分を決めた
2018年2月までに撮影された写真たちです。

一人で自然の中に身をおいている時間は、
自分と向き合う大切な時間だった。
──幡野広志「写真集」より抜粋

 

優しい写真
幡野さんが息子の優くんを、愛情たっぷりに撮りつづけた「優しい写真」。
優くんがこの世に誕生した瞬間から、現在にいたるまでの
親子のなにげない日常が収められています。

ぼくは息子のことを愛していた事実を伝えるために、
いまを生きて写真を撮っている。君に伝えたい。ただ、それだけだ。
──幡野広志「写真集」より抜粋

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