$27.62
- Softcover
- 185 × 257 mm
- ISBN 9784103336822
はじめのころは木の枝で撫でとったけど、最後のほうは友達やったと思う。18歳の夏、帰省した家に白い犬がいた。野山の探索、大好きな妹のはるか、ばあちゃんの死。能登の山深い自然の中で、移りゆく季節と梅家の暮らしに寄り添い生きる犬を追った17年の記録。日常に潜む一瞬の輝きにシャッターを切り続ける梅佳代の真骨頂。
梅佳代
1981年、石川県生まれ。「男子」「女子中学生」シリーズで、キヤノン写真新世紀連続受賞。2006年、初写真集『うめめ』で木村伊兵衛写真賞受賞。2013年、東京オペラシティアートギャラリーで個展『梅佳代展UMEKAYO』を開催。『白い犬』に続き、3月には全寮制の那須高原海城中学校・高等学校に通う男子生徒たちを記録した『ナスカイ』が刊行。