$16.60
- Softcover
- 130 x 175 mm
- 30 pages
- 2022
クィアネスを軸に
日本が抱える人権の課題について問う
モンゴルに帰って家族に会う時は、 長い髪だけキープして、 メイクやネールは落とすというトランスジェンダー女性。 ペルー出身で20歳の時に日本に来て工場で働きながら日本語を覚え、 今は二丁目のバーでマネージャーを務めながら二丁目を盛り上げようとしているゴーゴーダンサー。 植物や動物が大好きで、 自然の中で自分も裸になることで自分もただの動物だと感じるヌーディスト。 学校の宿題で『高校生新聞』を読まされ、 感想文に「女性の社会進出のことが書いてあるのに、 トランスジェンダーの記載がないこと」について書いた高校生。 このZINEに登場し、 インタビューとポートレイトに応えているのは、 新型コロナウィルスで国境が閉鎖された東京で、 時に声を上げ、 時に踊り、 クィアカルチャーを彩ってきた、 さまざまなバックラウンドを持った人々。
"自費でなぜ「ジン」を作ったのかというと、 自分にとって切実なマターだったからです。 外国人として、 いま日本から出てしまうといつ会えるのか分からない「わたしたち」を出版という形で残したかった…わたしたちクィアの人生を集めて、 何かの予告にしたかったので「トレーラー」と名付けました"
"「Silent=Death(沈黙は死)」という、 1980年代のHIVの運動家たちが訴えたメッセージを信じます。 一方、 2019年の香港民主化デモでは「兄弟爬山 各自努力(兄弟が山を登る時は各自努力する=みんながそれぞれの方法で、 お互い頑張ろう)」というスローガンが街に響きました"
"わたしたちクィア当事者も、 プライドを「生存の問題」として考えるべきです。 会長や役員がヘイトスピーチを発信する企業や、 時代遅れの政治家にどう向き合うか考えていきましょう"
ーGQ Japanインタビューより 著者:キム・サンウ
【vol.3】
Pora/ポラ
[Drag performer, Gay bar Eagle Tokyo staff/ ドラァグパフォーマー・ゲイバー「Eagle Tokyo」スタッフ]
DJ Hugest, Fukutsuka Yuto/DJ Hugest, 福塚悠途
[DJ, Web Director/ DJ・ウェブディレクター]
Shigeru/シゲル
[Gay bar Eagle Tokyo Blue manager, Go-go dancer, Drag performer/ゲイバー「Eagle Tokyo Blue」
Shin the Nudist/シン・ザ・ヌーディスト
[Pornographer, Plant lover/ ポルノグラファー・植物愛好家]
Okini Marciano/オキニ マルシアーノ
[Drag performer, Fashion designer, Student/ ドラァグパフォーマー・ファッションデザイナー・学生]
Koppi Mizrah/コッピ・ミズラヒ
[Vogue dancer, Therapist/ ヴォーギーングダンサー・セラビースト]
Kila/キラ
[Model/ モデル]
Taiga/たいが
[Go-go dancer, Floor boy/ ゴーゴーダンサー・フロアボーイ ]
Son Ju-seok/ソン・ジュソク
[Kokubunji Dance Club, YZOS+ member, Designer/“国分寺ダンス倶楽部”“YZOS+”メンバー・デザイナー]
Yoshito/よしと
[Kokubunji Dance Club, YZOS+ member/“国分寺ダンス倶楽部”“YZOS+”メンバー]
Victoria Strondh/ビクトリア・ストロン
[Drag performer, Gay bar Eagle Tokyo staff/ドラァグパフォーマー・ゲイバー「Eagle Tokyo」スタッフ]