$20.57
- Softcover
- 384 pages
- 131 × 188 × 27 mm
- ISBN 9784416615782
- Japanese
春を告げる梅、道端に楚々と咲く夏のヒメジョオン、紅葉に色づく葉っぱ、立ち枯れる冬のススキ……。
身近な草花を生けることは、身のまわりの季節を知ること。
「旬の野菜を味わうように、日々、旬の草花を生ける」をテーマに365日、著者の「生活の中の花」を切り取った写真に、花の生け方、愉しみ方を、短文を添えてご紹介。
著者が経験的に身につけた、草花の季節の色やカタチ、匂いを取り入れる生け方は、野山や庭先、花屋でも、身の回りで手に入る花材ばかり。
スペースも、毎日家族が食事をするテーブルのすみっこ、リビングのローテーブルに、壁や食器棚の中など、生活のスペースにさりげなく溶け込む、楽しみ方のヒントもあれこれ。
簡単で、センスよく。
特別なスペースも道具も器もいらず、気構えることなく日常に添った花の愉しみがあり、それでいて、凛とした和の空気感を醸し出されることが魅力。
そんな雨宮スタイルの花生けのファンは多く、本書には、すぐにまねたくなるアイデア満載です。
また、まいにちの花生けを美しい写真で紹介した本書は、「きょうは何の花が旬だろう?」と草花の日めくりのように、花を生ける人だけに限らず、花好きへ贈る一冊としてもおすすめ。
巻末に掲載した植物の索引もあり、花への興味を広げる手助けとなるはず。
雨宮 ゆか(アメミヤ ユカ)
花の教室「日々花」主宰。身近な草花を使って、生活に季節を取り込む花の楽しみ方のレッスンを定期的に行う。とくに和の花づかいには定評あり。近年は、工芸作家とコラボした花器を、オリジナルの花まわりの道具の提案を行い、全国各地のギャラリーで企画展も催す。花にまつわる執筆やスタイリングも手がけ、雑誌などメディア掲載も多数。