人々に感動と喜びを与えてくれる、柚木沙弥郎の本の世界

柚木沙弥郎(1922-2024)は100歳を超えても現役で創作を続けた染色家で、国内外で数多くの展覧会を開催。本書ではみずみずしい感性で創り上げられる図案、そして鮮やかな赤や青、柔らかな緑や水色など豊かな色彩、日常にある身近なモチーフを基点に、自由な心を介して型染や水彩画で生み出された装幀や絵本・ポスター・イラストレーションなど幅広いジャンルの選りすぐりの作品をご紹介します。

柚木沙弥郎:染色家。1922年東京田端生まれ。柳宗悦の「民藝」と芹沢銈介の型染カレンダーとの出会いから染色の道に進む。型染による染布、染絵など多くの作品を制作しながら、女子美術大学で教鞭をとった。染色のほか、絵本や版画、立体作品にも取り組む。国内外で数多くの個展を開催。