沖繩寫真家系列 琉球烈像 第2卷

海を抱き海に抱かれた島々の失なわれゆく祭祀世界を、他の追従を許さぬ強度で捉えつづけた求道者の早すぎる死より10年。無名の肖像にその〈受視〉思想の核心を焼きつけた「情民」、永遠の若き日を生きる遺影のなかの夫と、それぞれの戦後を生きる残された妻の肖像が沖縄の戦禍を表象する「戦争未亡人」、ふたつの連作をはじめて集成した114点。

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