琥珀色にそまった壁、職人技が光る天井、一枚板のカウンター、
個性豊かな照明、ゆったりとしたソファ…

昭和の面影を色濃く残し、居心地のよい空間で
人々を惹きつけてやまない純喫茶。
そこにはお店の方々の細やかなこだわりや
洗練されたセンスが詰めこまれています。

本書では全国1700軒以上の純喫茶を訪れる難波里奈が
都内の純喫茶34軒を厳選、空間に馴染むインテリアや
こだわりの内装にスポットを当てて記録・紹介します。
創業の経緯や、長い時間をかけて作り出されたお店の雰囲気、
著者おすすめのメニューなども綴られた、眺めて楽しい純喫茶案内。

 

難波里奈
日暮れから東京喫茶店研究所二代目所長。日中は会社員として働きながら、仕事帰りや休日に純喫茶を訪ね歩いては書籍を始めとするメディアでその魅力を発信している。
著書は『純喫茶、あの味』(イースト・プレス)、『純喫茶とあまいもの』(誠文堂新光社)、『クリームソーダ 純喫茶めぐり』(グラフィック社)など。