美しい光に、ただ心を奪われた、一瞬の一枚。

女性写真家・かくたみほの最新写真集。
フィンランドを代表する詩人カイ・ニエミネンの一編の詩と、静かな朝の1枚に始まり、深い森や湖の一隅、町の窓辺や庭先で光る木漏れ日、原っぱに咲く野の花たち、暮れてゆく水辺の夕暮れなど、かくたみほが見つけた「美しきものたち」が、フィンランドの尽きない魅力へといざなう。
その夢の中のような光景は美しい光に満ちて、見る人の心を照らし癒す不思議な力を発している。
私たちが日々生きる世界がこんなにも穏やかで、平和な光を宿していることに心打たれる「一瞬の美しい光を集めた写真集」。

著/かくたみほ
詩/カイ ニエミネン
装幀/佐々木暁

 

◆かくたみほ
1977年、三重県鈴鹿市生まれ。
スタジオLOFTスタジオマンを経て写真家小林幹幸に師事後、独立。雑誌やCDジャケット、ファッションブランドカタログなどの撮影と平行して、光とトーンを活かした作風で活動中。
ライフワークではフィルムカメラを愛用して旅をベースに光、暮し、自然、対なるものに重きを置いて制作。
フィンランドやブータンの風景や人々をテーマにしたNOTE BOOK写真集もシリーズで刊行を続ける。
著書に『あふるる』(自社出版 2009年)『dog photographer』(翔泳社 2009年)『写真の撮り方 きほんBOOK』(マイコミ 2010年)『ふんわりかわいい写真の撮り方ノート』(インプレスジャパン 2010年)『キラリキラリ』(パイインターナショナル 2013年)『MOIMOIそばにいる』(求龍堂 2017年)などがある。
2004年より各地で個展、グループ展多数開催。