石内都の40年にわたる活動を展覧できる横浜美術館の展覧会公式図録。

今年、デビュー40周年を迎える石内都。
建物や皮膚そして遺品などに残された生の軌跡から記憶を呼び覚ます石内の写真は、「記憶の織物」とも評され、世界各地で高い評価を受けている。
本書は、石内都の40年にわたる活動を展覧できる横浜美術館の展覧会公式図録。
「肌理(きめ)」をテーマに初期の未発表写真から最新作まで、自選された約240点を紹介。

石内都(いしうちみやこ)
1947年群馬県桐生市生まれ。
神奈川県横須賀市で育つ。
1979年「Apartment」で女性写真家として初めて第4回木村伊兵衛写真賞を受賞。
2005年、母親の遺品を撮影した「Mother’s」で第51回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家に選出される。
2007年より現在まで続けられる被爆者の遺品を撮影した「ひろしま」も国際的に評価され、近年は国内各地の美術館のほか、アメリカ、オーストラリア、イタリアなど海外で作品を発表している。
2013年紫綬褒章受章。
2014年には「写真界のノーベル賞」と呼ばれるハッセルブラッド国際写真賞を受賞。作品は、横浜美術館をはじめ、東京国立近代美術館、東京都写真美術館など国内主要美術館、ニューヨーク近代美術館、ポール・ゲティ美術館、テート・モダンなど世界各地の美術館に収蔵されている。

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