鳥取県米子市に在住する写真家は、水辺の広がるこの地から自分だけの価値を発見した。変化に富む海と山の風景は目に喜びを与え、写真家の足を留まらせ、そして一冊の写真集へと結実した。

「時々、消波ブロックや流木にとまる鳥を見つける。烏や鳶、ウミネコなどの季節に関わらずその地を住処とする鳥だろう。 ふと、彼らもはじめからこの地に留まっているのではないかもしれないと思った。」(あとがきより)