墓地こそが都市である
世界各地の地表を切り取り、記号化することで採集を続けてきた松江泰治。本書は、「生」と同格に存在する「死」の空間である「墓地」を、国や宗教を超越したフラットな視点でとらえた54点を収録。空撮、俯瞰のみならず、現場に対峙し人間の目線で撮影された作品も収録。
寄稿:倉石信乃「ネクロポリスの現在」
松江泰治
1963年東京都生まれ。1987年、東京大学理学部地理学科卒業。
受賞歴:第12回東川賞新人作家賞(1996年)、第27回木村伊兵衛写真賞(2002年)、第28回東川賞国内作家賞(2012年)、第25回写真の会賞