$30.54
- Softcover
- 272 pages
- 170 x 255 mm
- ISBN 9784861529740
- Japanese
- Feb 2025
スキャンダラスな成功から早すぎる転落、晩年の進化まで、
その画業と生きざまをたどる決定版
弱冠25歳で世を去ったイギリスの挿絵画家、オーブリー・ビアズリー。精緻な線描と大胆な白黒の色面からなる類まれな作品を世に送りだした彼のあゆみを、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)のコレクションを中心とした重要作品200点以上でたどる。出世作『アーサー王の死』や代表作『サロメ』、晩年の傑作『モーパン嬢』『髪盗み』をはじめとする挿絵にくわえ、素描や版画、彩色ポスターを一挙紹介する決定版的一冊。
オーブリー・ビアズリー(Aubrey Beardsley, 1872-1898)
画家、挿絵画家として19世紀末のイギリスで活躍。オスカー・ワイルド著『サロメ』挿絵で脚光を浴びたが、1985年にワイルドが同性愛の科で投獄されたことを機に転落。その後、雑誌『サヴォイ』や『モーパン嬢』の挿絵で画風に新境地を開くも持病である肺結核で弱冠25歳で他界する。浮世絵の影響を受けた他、耽美主義やアール・ヌーヴォーの中心人物のひとりとしても知られる。