画家の顔が見えると、日本画はもっと面白い。
竹内栖鳳、上村松園、土田麦僊、小野竹喬、横山大観、鏑木清方…。

●お金や服装に無頓着
●趣味の時間が多め
●意見がコロコロ変わる
●人付き合いは苦手

…そのほか、巨匠たちの意外な素顔を伝えるエピソードが満載! 京都で日本画を学んだ著者が描く、日本近代絵画史の新視点。

――芸術家は崇高な存在というイメージを持っていましたが、皆私たちと同じように人として生活しながら作品をつくっていたのだと、当たり前のことなのに、初めて気づきました。――河野沙也子(本文より)

◎ その他の登場画家たち
(京都画壇)幸野楳嶺 山元春挙 木島櫻谷 橋本関雪 石崎光瑤 村上華岳 榊原紫峰 野長瀬晩花 岡本神草 甲斐荘楠音 福田平八郎 徳岡神泉 小早川秋聲 山口華楊ほか  (東京画壇)岡倉天心 菱田春草 前田青邨 伊東深水 山口蓬春ほか

寄稿:野地耕一郎(泉屋博古館東京・館長)

河野沙也子(かわの・さやこ)
1996年兵庫県生まれ。2019年、神山財団芸術支援プログラム奨学第6期生選出。2021年、京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻日本画修了。作家として絵画、漫画作品等を制作している。

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