写真家 廣田比呂子が2019年にウズベキスタンで撮りおろした作品を集めた写真集。
かつてシルクロードの交易地として栄え、多くのイスラム建築はサマルカンドブルーと呼ばれ、空よりも青い街と称されるウズベキスタン。
廣田は2015年に旅行でこの地を訪れて以来、その美しい街並みよりも、好奇心いっぱいに声をかけてくれる人々のあたたかさや、誰もが「悪いことの次には必ず良いことが起きるから大丈夫」
と信じて笑う屈託のないウズベキスタンの人々に強く惹かれていく。
2016年の政権交代により経済・観光などが大きく変わろうとしている今、街と村、歴史と現在の多層を写し出しつつ、出会ったひとりひとりの存在と営みに柔らかく向き合った。
中には、第二次世界大戦後、日本人抑留者が建設に携わった劇場や、彼らの墓地も撮影されている。
未知の国の不可思議な鮮やかさと、普遍的な人の懐かしさが脈打つ写真集。

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