唯一無二の時間と記憶が刻まれる、瞬間の花火景。

花火写真の第一人者 冴木一馬が、長年に渡り国内外で撮影してきた作品から選び抜いた約70枚の写真を収めます。

「花火は365日上がっている」との言葉通り、夏のみならず、新年のカウントダウンやスノーフェスティバル、さらにはベルリンの壁崩壊30周年時の花火まで、人々の記憶とともにある花火の光景を写し出します。

また、夕焼けの川辺と花火、三日月と花火、屋台や街の灯と花火など、季節の彩りと呼び交す繊細な色彩が展開されます。
それは、空に咲く花と、各地の風土や暮らしが融け合った、瞬間の花火景。
隣り合う光と闇によって、唯一無二の時間と記憶が刻まれます。

巻末に川本三郎<寄稿>「はかなく美しい花火」を収録。

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