Winner of the 44th Ihei Kimura Award

ハワイと福島をつなぐ“ボンダンス”
そこに在る、生きる証を追う12年

夏の3ヶ月間に渡って、ハワイにあるおよそ90の仏教寺院で開催される「ボンダンス」。赤く光る提灯に櫓、集まる色とりどりの浴衣。過去異国であったこの土地で今もなお、先祖を敬い歴史を刻むように、人々が踊り続けている。12年間ハワイへ通い続ける岩根の活動は、「フクシマオンド」との出会いに導かれ、原曲の地を求め福島にも渡っていった。変わるもの、変わらないものと共に2つの土地をつなげる盆唄。おしよせる熱気や生きる姿をまっすぐに捉えた、待望の初写真集。

岩根愛(いわね・あい)写真家。東京都出身。1991年単身渡米、ペトロリアハイスクールに留学。オフグリッド、自給自足の暮らしの中で学ぶ。帰国後、アシスタントを経て1996年に独立。雑誌媒体、音楽関連等の仕事をしながら、フィリピンのモンテンルパ刑務所(2010)、ロシアのニクーリンサーカス(2011)、台湾の台北榮民の家(2012)など、世界の特殊なコミュニティでの取材に取り組む。2006年以降、ハワイにおける日系文化に注視し、2013年より福島県三春町にも拠点を構え、移民を通じたハワイと福島の関連をテーマに制作を続ける。