$43.02
- Softcover
- 2 volumes in slipcase
- 320 pages
- 150 x 213 mm
- ISBN 9784861529474
- Japanese
- Dec 2023
「イートリップ」と「リトル」。
東京・神宮前――都会の真ん中にありながら、
鬱蒼と茂る緑に覆われた一軒家で隣り合わせに店を構え、
東京の“顔”として愛されてきたレストランと花屋。
2023年末の移転を機に振り返る、“神宮前”で過ごした11年の軌跡。
restaurant eatripとThe Little Shop of Flowers、東京 “神宮前”に隣り合わせで店を構え、11年という月日をともに歩んできた、料理家の野村友里と花屋の壱岐ゆかり。国内外から多様なゲストが訪れ、東京の顔として知られてきたこの場所での営業を2023年末で終了するという大きな節目に、ここで過ごした日々をそれぞれの視点から振り返る。変化の目まぐるしい神宮前(=原宿)という都市のど真ん中にありながらも、鬱蒼と茂る植物たちに包まれた一軒家で、互いに独立しながらも根の部分で支え合ってきた、2人が営む2つの店の11年をA to Zで紐解く。
野村友里(のむら・ゆり)
〈eatrip〉主宰/料理人。長年おもてなし教室を開いていた母の影響で料理の道へ。ケータリングフードの演出や料理教室、雑誌での連載やラジオ出演などに留まらず、レシピ開発、イベント企画、映画やテレビ番組の料理監修など、多岐に渡って食の可能性を表現している。2011年に〈restaurant eatrip〉を、2019年に〈eatrip soil〉をそれぞれオープン。生産者、野生、旬を尊重し、料理を通じて食の持つ力、豊かさ、美味しさを伝えるべく活動を続ける。また、2021年より全国の日本食を巡る旅アニメーション『TOFUKOZO豆腐小僧』を主宰。近著に『とびきりおいしい おうちごはん-小学生からの楽しい料理』(小学館クリエイティブ)がある。
壱岐ゆかり(いき・ゆかり)
〈The Little Shop of Flowers〉主宰/花屋。インテリア業、PR業を経て、花の持つ色の豊かさに魅せられ、2010年、東京・代々木上原にて週末限定の花屋〈The Little Shop of Flowers〉を立ち上げる。2012年に神宮前へ移転、〈restaurant eatrip〉とともに営業をスタート。2019年には、〈渋谷PARCO〉1階に〈The Little Bar of Flowers〉をオープン。花を贈る人の気持ちを“翻訳”するブーケづくりを大切に、店頭での販売のほか、装花、ワークショップ、スタイリングまで幅広く活動。近年では、廃棄花を染料にし、暮らしにまつわるアイテムを染色するギフトシリーズを制作するなど、植物や花の力を信じ、人生のさまざまな場面に寄り添える花屋になれたらと、日々奮闘中。著書に、野村友里との共著『TASTY OF LIFE』(青幻舎)がある。