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- Hardcover
- 212 pages
- 170 x 240 mm
- ISBN 9784861527401
- Japanese
- May 2019
「restaurant eatrip」と「the little shop of flowers」、東京・明治神宮前の同じ敷地に隣り合わせでともに歩んできた2人が、まだ見ぬ日本を求めて旅をした、アルバムのような、料理と装花のドキュメント・ブック。
本書は10年来のビジネスパートナーであり、現在、東京・原宿の鬱蒼とした樹々に囲まれた一軒家で、レストラン「restaurant eatrip」と、その庭で花屋「the little shop of flowers」を営む2人がこれまでさまざまな土地で経験してきた、料理と装花で空間をしつらえるためのレシピとなるような本です。
旅は、いつも2人の感性を膨らませてきました。見知らぬ土地で感性を開き、そこにあるものにどんな美味しさ、美しさを見出すか。
今回、金沢、根室、鎌倉、軽井沢の4つの土地と季節を訪れ、植物・食材との出合いを料理と装花で形にしていきました。これは、そのライブを追うドキュメントでもあり、大きな意味では、女性が味わい深い人生を送るための指南書にもなり得るような一冊です。
restaurant eatripとthe little shop of flowers、東京・明治神宮前の同じ敷地に隣り合わせでともに歩んできた私たちにとって、この本づくりは、料理と花というすぐに消えてなくなるものと日々向き合い、遠く離れた土地へと赴き、これまでお互いに何をどう見て感じてきたのかを、ひとつの形にまとめながら確かめ合う作業でもあった。
——序文より抜粋
野村友里(のむら・ゆり)
料理人。「eatrip」主宰。おもてなしの教室を開く母の影響を受けて料理の道に。主な活動にケータリングの演出、料理教室、雑誌の連載、ラジオのパーソナリティなど。日本の四季折々を表す料理やしつらえ、客人をもてなす心をベースに、食を通じてさまざまな角度から人や場所、ものをつなげ、広げる活動を行う。2009年、初の監督作品『eatrip』を公開、世界5カ国で上映。2012年、東京・原宿に「restaurant eatrip」をオープン。近著に、『春夏秋冬おいしい手帖』(マガジンハウス)、『Tokyo Eatrip』(講談社)がある。
壱岐ゆかり(いき・ゆかり)
花屋。「the little shop of flowers」主宰。2010年8月、週末だけの花屋「the little shop of flowers」をオープン。2013年3月、「restaurant eatrip」とともに現在の原宿に移転。日々の小さな贈りものの提案から展示会やパーティ、結婚式の装飾・演出などを独自のスタイルで展開する。