竹久夢二、柴田是真、川瀬巴水、河鍋暁斎まで
画家が腕をふるった千代紙、ぽち袋、絵短冊……
「紙」小物への「偏愛」を支え続けた、はいばらの200年の歴史

高級和紙舗として栄えた江戸期から激動の近代化のなかにあっても、常に時代の求めに沿った「紙」にまつわる製品を考案し、人々の生活を彩ってきたはいばら。本書は、その200年の歴史を豊富なビジュアルで紐解く。竹久夢二、柴田是真、川瀬巴水、河鍋暁斎らとの深い交流、画家の腕が冴えるモダンで鮮やかな図案の千代紙約50点をはじめ、200点余のアイテムを収録。

【目次】

江戸から明治の榛原
Haibara in the Edo and Meiji periods

千代紙
Chiyogami

四季のうつろいと和紙
絵短冊
Washi and the Four Seasons
Tanzaku (paper strips)

四季のうつろいと和紙
大小暦
Washi and the Four Seasons
Daishoreki (calendars)

四季のうつろいと和紙
団扇・団扇絵
Washi and the Four Seasons

交わす、贈る
美しく可憐な小間紙たち
絵封筒・便箋類
Pretty little paper items to give away or exchange
Illustrated envelopes and letter paper

交わす、贈る
美しく可憐な小間紙たち
熨斗(のし)
Pretty little paper items to give away or exchange
Noshi

交わす、贈る
美しく可憐な小間紙たち
祝儀袋・ぽち袋
Pretty little paper items to give away or exchange
Shugi-bukuro and Pochi-bukuro

画家たちとの交流
Exchange with painters

エッセイ

榛原(はいばら)
江戸時代から日本橋に店舗を構え200年以上にわたり和紙や小間紙(小間紙とは装飾を施した紙製品―千代紙、団扇、便箋などのこと)を商ってきた老舗の和紙舗。手仕事によって生み出されたそれらの数々は、時代ごとの需要に応じて人々の生活を支え、交流を彩るコミュニケーションツールとしての役割を果たしてきた。

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