人々には物語が必要だ。

日本では1950年代にテレビドラマが誕生して以来、
あまたの脚本家によってストーリーが書かれ、
テレビドラマは人々へ物語を提供し続けてきた。

大衆文化として存在するテレビドラマを通して、
そのつくり手たちは「時代が求める物語」をつねに探求し、
時代に寄り添い、時代をつくる一端を担ってきた。

しかし、インターネットの普及などでメディアのあり方が変わり、
物語の享受のされ方、つくり方もどんどん変化している。

本特集では、ものづくりとしてのドラマ制作を取り上げる。
時代を反映するテレビドラマは、同時に時代をつくり出す。
テレビドラマに見る、物語のつくり方、そしてその現在地とは――。

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